キャンプにおいてテントやタープを安定させるために欠かせない作業が「ペグダウン」です。正しくペグダウンできていないと、強風でテントが倒れたり、夜中にロープが緩んだりと、快適なキャンプどころか危険な状況になることもあります。
一見すると「ペグを地面に打ち込むだけ」の簡単な作業に思えますが、実は地面の種類やペグの形状、打ち込む角度など、押さえておくべきコツが数多く存在します。特にキャンプ初心者にとっては、ペグダウンの失敗がキャンプ全体の満足度を大きく左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、「キャンプ × ペグダウン × コツ」をテーマに、基本知識から地面別の打ち方、よくある失敗例、強風時の対策まで、実践的に役立つ情報を詳しく解説します。
ペグダウンとは何か?キャンプでの役割を理解する

ペグダウンの基本的な役割
ペグダウンとは、テントやタープのロープ(ガイロープ)をペグで地面に固定する作業のことです。これにより、以下のような役割を果たします。
・テントやタープを風から守る
・張り具合を調整して居住性を高める
・雨水が溜まりにくい形状を保つ
ペグダウンが甘いと、風を受けた際にペグが抜けたり、ロープが緩んだりしてしまいます。見た目以上に、キャンプの安全性に直結する重要な工程です。
ペグダウンを軽視すると起こるトラブル
正しくペグダウンできていない場合、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
・夜中に風でテントがバタつく
・雨で地面が緩み、ペグが抜ける
・タープが崩れて焚き火に影響する
「とりあえず打てばいい」という考えは、トラブルの原因になりやすいため注意が必要です。
キャンプのペグダウンで最も重要な基本のコツ

ペグは斜めに打ち込むのが基本
ペグダウンの基本中の基本は、ペグを地面に対して斜めに打ち込むことです。目安としては、ロープに対して約90度、地面に対しては30〜45度程度の角度が理想とされています。
この角度で打ち込むことで、引っ張る力が分散され、ペグが抜けにくくなります。真上から垂直に打つと、引っ張られた際に簡単に抜けてしまうため注意が必要です。
ペグは地面ギリギリまで打ち込む
ペグが地面から大きく出ている状態は、固定力が弱くなるだけでなく、つまずきの原因にもなります。基本的には、フック部分を残して、できる限り地面ギリギリまで打ち込みましょう。
硬い地面で最後まで入らない場合でも、極端に浮いた状態は避けることが重要です。
地面の種類別|ペグダウンのコツと注意点

芝生・土のサイトでのペグダウン
キャンプ場で最も一般的なのが、芝生や土のサイトです。このタイプの地面では、以下のポイントを意識しましょう。
・付属のペグでも対応しやすい
・地面の柔らかさを確認して角度を調整
・一度打って緩い場合は場所を少しずらす
雨上がりの芝生サイトは、表面が柔らかくても下が硬いことがあるため、慎重に打ち込みましょう。
砂利・硬い地面でのペグダウン
砂利や硬い地面では、細く弱いペグだと曲がってしまうことがあります。このようなサイトでは、以下のコツが有効です。
・鍛造ペグなど強度の高いペグを使う
・石を避けて少しずつ位置をずらす
・無理に叩かず、角度を変えて試す
力任せに叩くとペグが変形し、次回以降使えなくなる可能性があります。
砂浜・河原でのペグダウン
砂地では、通常の打ち方では簡単にペグが抜けてしまいます。以下の対策を意識しましょう。
・長めのペグを使用する
・角度を浅くして横方向に効かせる
・石や流木を重しとして併用する
砂地では「打ち込む」よりも「埋める」感覚が重要です。
ペグの種類を理解するとペグダウンが楽になる
代表的なペグの種類と特徴
キャンプ用ペグにはさまざまな種類があります。代表的なものは以下の通りです。
・アルミペグ:軽量で持ち運びやすい
・スチールペグ:強度が高く硬い地面向き
・鍛造ペグ:最も丈夫で万能タイプ
キャンプ場の地面に合わせてペグを使い分けることで、ペグダウンの失敗を大幅に減らすことができます。
付属ペグに頼りすぎないことが重要
多くのテントにはペグが付属していますが、これらは最低限の強度しかない場合が多いです。特に風の強いキャンプ場では、付属ペグだけでは不安が残ります。
ペグは消耗品と割り切り、別途信頼できるものを用意するのがおすすめです。
強風時のペグダウンを安定させるコツ

ペグの本数を増やして固定力を高める
風が強い場合は、指定されている本数以上のペグを使用するのも有効です。ガイロープがある箇所は、可能な限りすべてペグダウンすることで、テント全体の安定性が向上します。
風上側を特に意識する
風上側のペグは、最も負荷がかかる重要なポイントです。以下を意識しましょう。
・より強度の高いペグを使う
・角度をやや深めにする
・必要であれば二重で固定する
風向きを意識したペグダウンが、トラブル防止につながります。
ペグダウンでよくある失敗とその対策

ペグがすぐ抜けてしまう
原因として多いのが、角度が浅すぎる、地面が合っていない、ペグの種類が不適切といったケースです。抜けやすい場合は、ペグの位置を変えるか、種類を見直しましょう。
ペグが曲がってしまう
硬い地面でアルミペグを使うと、簡単に曲がってしまいます。曲がったペグは強度が落ちるため、無理に使い続けず交換することが重要です。
ペグダウンをマスターするとキャンプが快適になる
ペグダウンは地味な作業に見えますが、キャンプの快適性と安全性を大きく左右する重要なポイントです。正しいコツを理解し、地面や状況に応じて対応できるようになると、設営のスピードも安定感も格段に向上します。
・角度を意識する
・地面に合ったペグを選ぶ
・風や天候を考慮する
これらを押さえるだけで、ペグダウンの失敗は大幅に減らせます。ぜひ次回のキャンプでは、今回紹介したペグダウンのコツを意識して、安全で快適なキャンプを楽しんでください。

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