キャンプ道具の中でも、つい軽視されがちなのがペグです。
テントやタープを固定するための小さな道具ですが、実はキャンプの安全性・快適性を大きく左右する重要なギアでもあります。
「付属のペグで十分だと思っていた」
「どれを選べばいいかわからない」
「種類が多すぎて違いがわからない」
このような悩みを抱えているキャンパーは非常に多いです。しかし、ペグ選びを間違えると、強風でテントが飛ばされたり、夜中にペグが抜けて設営が崩れたりと、大きなトラブルにつながる可能性があります。
この記事では、キャンプ用ペグの種類と選び方をテーマに、
・ペグの役割と重要性
・ペグの主な種類と特徴
・地面別に適したペグ
・初心者が失敗しない選び方
・本数や打ち方の基本
までを徹底的に解説します。初心者から中級者まで、必ず役立つ内容です。
なぜキャンプにペグが重要なのか

ペグは、テントやタープのロープ(ガイロープ)を地面に固定する役割を持っています。
この固定が不十分だと、以下のようなトラブルが起こります。
- 風でテントが動く、倒れる
- タープがバタつき眠れない
- 雨で地面が緩みペグが抜ける
- 最悪の場合、テントが飛ばされる
特に日本のキャンプ場は、土・砂・芝生・砂利・硬い地面など、場所によって地質が大きく異なります。そのため、ペグは「1種類あればOK」という道具ではありません。
キャンプ用ペグの主な種類と特徴
鍛造ペグ(スチールペグ)
最も代表的で信頼性が高いのが鍛造ペグです。
特徴
- 鉄を叩いて成形
- 非常に頑丈
- 硬い地面でも打ち込める
メリット
- 抜けにくい
- 風に強い
- 長期間使える
デメリット
- 重い
- サビやすい(メンテナンスが必要)
おすすめシーン
- 風が強い場所
- オールシーズンキャンプ
- メインペグとして
アルミペグ
軽量で扱いやすく、多くのテント付属ペグとして採用されています。
特徴
- 軽量
- 比較的安価
- 持ち運びしやすい
メリット
- ソロキャンプに最適
- バックパックキャンプ向き
デメリット
- 曲がりやすい
- 硬い地面に弱い
おすすめシーン
- 芝生・柔らかい土
- 軽量装備を重視するキャンプ
チタンペグ
軽さと強度を兼ね備えた高性能ペグです。
特徴
- 非常に軽い
- サビない
- 強度が高い
メリット
- 長距離持ち運びに最適
- 見た目もスタイリッシュ
デメリット
- 価格が高い
- 抜けやすい形状のものもある
おすすめシーン
- 登山キャンプ
- UL(ウルトラライト)志向
プラスチックペグ
樹脂製のペグで、主に簡易的な用途に使われます。
特徴
- 軽量
- 安価
メリット
- 子ども用テント
- レジャー用途
デメリット
- 強度が低い
- 風に非常に弱い
おすすめシーン
- 風のないデイキャンプ
- サブ用途
ペグの形状による違い

V字型ペグ
- 地面との接地面が広い
- 抜けにくい
- バランスが良い
Y字型ペグ
- 高い保持力
- 硬い地面にも対応
- 風に強い
ピン型ペグ
- 打ち込みやすい
- 抜けやすい
- 軽量重視向け
形状によって保持力と打ちやすさが大きく変わるため、種類選びと同じくらい重要です。
地面別|適したペグの選び方
土・芝生サイト
- アルミペグ
- V字・Y字型ペグ
砂地・海辺
- 長めの鍛造ペグ
- Y字型ペグ
- 深く打ち込むのがポイント
硬い地面・砂利
- 鍛造ペグ一択
- 短く太いタイプが有効
雨後・ぬかるみ
- 抜けにくいY字型
- 本数を増やす
初心者が失敗しないペグ選びの基本

付属ペグを過信しない
多くのテントに付属しているペグは、最低限の性能しかありません。
安全性を考えるなら、別途購入するのがおすすめです。
1種類に絞らない
- メイン:鍛造ペグ
- サブ:軽量ペグ
このように、複数種類を使い分けるのが理想です。
ペグは何本必要?本数の目安
- ソロテント:8〜12本
- ファミリーテント:16〜24本
- タープ併用:+6〜8本
予備として、2〜4本多めに持っていくと安心です。
ペグの正しい打ち方と注意点

正しい打ち方
- 地面に対して約45度
- ロープと反対方向に傾ける
- 深く、しっかり打ち込む
注意点
- 石に当たったら無理に叩かない
- 曲がったペグは使わない
- 素手で抜かない(ケガ防止)
ペグハンマーも重要なキャンプ道具
頑丈なペグほど、専用のペグハンマーが必要です。
- 重さがあるもの
- フック付き(抜く用)
- 握りやすいグリップ
ハンマーを変えるだけで、設営の快適さが大きく向上します。
まとめ|キャンプの安全はペグ選びから始まる

ペグは地味な存在ですが、キャンプの安全性と快適性を支える縁の下の力持ちです。
正しい種類を選び、地面に合った使い方をすることで、トラブルを大幅に減らせます。
最後にポイントを整理します。
- ペグには種類があり、用途が違う
- 地面に合ったペグを選ぶ
- 付属ペグだけに頼らない
- 本数と打ち方を意識する
「しっかり刺さるペグ」は、安心して眠れる夜につながります。
ぜひ本記事を参考に、あなたのキャンプスタイルに合ったペグを選んでください。

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