キャンプにおいて「ペグ」は地味な存在に思えるかもしれません。しかし、テントやタープの安定性を左右する最重要ギアのひとつがペグです。
強風でテントが倒壊した、夜中にガイロープが緩んだ、地面に刺さらなかった――こうしたトラブルの多くは「ペグの固定力不足」が原因です。
本記事では「ペグ × 固定力 × 比較」をテーマに、素材別・形状別の固定力の違い、地面ごとの最適なペグ選び、長さの目安、打ち込み方のコツまで徹底解説します。初心者からベテランまで役立つ実践的な内容で、安心・安全なキャンプ設営をサポートします。
ペグの固定力がキャンプの安全を左右する理由

固定力とは何か?
ペグの固定力とは、地面に打ち込んだ際に抜けにくくする保持力のことです。
固定力が不足すると、以下のような問題が発生します。
- 強風でテントが浮き上がる
- タープが倒壊する
- 雨天時にサイトが崩れる
- 夜間にロープが緩む
特に風速5mを超える環境では、固定力の差が安全性に直結します。
固定力を左右する3つの要素
- 素材
- 形状
- 長さ
この3要素を理解することで、状況に応じたペグ選びが可能になります。
素材別ペグの固定力比較
スチールペグ
最も一般的で固定力が高いのがスチール製です。
メリット
- 重量があり打ち込みやすい
- 硬い地面にも対応可能
- コストが比較的安い
デメリット
- 重い
- 錆びやすい
固定力は非常に高く、初心者にも扱いやすい素材です。
鍛造ペグ(鍛造スチール)
固定力最強クラスといわれるのが鍛造ペグです。
特徴
- 非常に強度が高い
- 曲がりにくい
- 石混じりの地面でも使用可能
強風キャンプや山間部では最有力候補です。
アルミペグ
軽量キャンパーや登山キャンプで人気です。
メリット
- 非常に軽い
- 持ち運びやすい
デメリット
- 硬い地面では曲がりやすい
- 固定力はスチールに劣る
芝サイトや柔らかい土向けです。
チタンペグ
軽量かつ強度も高い素材です。
特徴
- 軽量
- 錆びにくい
- 価格が高い
バックパックキャンプ向けの選択肢です。
形状別ペグの固定力比較

丸棒タイプ
最もシンプルな形状。
固定力は中程度ですが、扱いやすく初心者向きです。
V字型ペグ
地面との接地面積が広く、固定力が高いタイプです。
芝サイトや砂混じりの地面で効果を発揮します。
Y字型ペグ
V字よりさらに接地面積が広い形状。
アルミ製でも固定力を高められるため、軽量かつ安定性を求める方に向いています。
スクリューペグ
ねじ込み式で、砂地や雪中で効果を発揮します。
特定環境では非常に高い固定力を持ちます。
地面別おすすめペグ比較
芝サイト
比較的柔らかい地面。
おすすめ
- アルミV字
- スチール丸棒
固定力は確保しやすいですが、長さは20cm以上が目安です。
砂地サイト
抜けやすい地面。
おすすめ
- 長めのV字
- スクリューペグ
- 30cm以上の鍛造ペグ
砂地では長さが固定力を大きく左右します。
砂利・石混じりサイト
硬くて打ち込みが困難。
おすすめ
- 鍛造ペグ
- 強度の高いスチール
アルミは曲がる可能性が高いです。
雪中キャンプ
特殊環境。
おすすめ
- スノーペグ
- 長尺ペグ
- スノーアンカー
通常ペグでは固定力不足になります。
ペグの長さと固定力の関係

長さの目安
- 小型テント:20〜25cm
- タープ:25〜30cm
- 強風時:30cm以上
長いほど固定力は高まりますが、打ち込みの難易度も上がります。
固定力を最大化する打ち方のコツ
角度は約30度〜45度
地面に対して垂直ではなく、ロープと反対方向に傾けて打ち込みます。
これにより引き抜き強度が向上します。
最後まで打ち切る
浮いた状態では固定力が落ちます。地面ギリギリまで打ち込みましょう。
ガイロープのテンション調整
強く張りすぎるとペグに負荷が集中します。適切なテンションを意識します。
強風キャンプでの固定力強化テクニック

クロス打ち
2本のペグを交差させて打ち込む方法。
強風対策として有効です。
ダブルペグ
1箇所に2本使用する方法。
特にタープのメインポール部分に効果的です。
重りを併用する
石や水タンクを利用して補強します。
ペグ選びでよくある失敗
付属ペグだけで済ませる
テント付属のペグは簡易的なものが多く、固定力が不十分な場合があります。
サイトを考慮しない
キャンプ場の地面タイプを事前確認することが重要です。
コスパ重視か最強固定力か?
コスパ重視派
スチールV字ペグがバランス良好。
最強固定力派
鍛造30cmクラスが安心です。
ペグのメンテナンスと寿命

使用後は泥を落とす
錆や劣化を防ぎます。
曲がったペグは使用しない
固定力低下や事故の原因になります。
まとめ|最適なペグ選びがキャンプ成功の鍵
ペグは小さな道具ですが、キャンプの安全性を大きく左右します。
- 素材で選ぶ
- 形状で選ぶ
- 長さで選ぶ
- 地面に合わせる
固定力を正しく理解し、状況に応じた比較検討を行うことで、強風や悪天候でも安心して過ごせます。
キャンプの土台を支えるのはペグです。
軽視せず、最適な一本を選び、安全で快適なアウトドアを楽しみましょう。
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