キャンプの設営で「地味だけど超重要」な存在がペグです。
テントやタープの安定性は、実はポールやロープよりもペグ選びでほぼ決まると言っても過言ではありません。
それにもかかわらず、初心者キャンパーの多くが
「とりあえず付属のペグを使う」
「どれも同じだと思っている」
という状態でキャンプを始めてしまいます。
この記事では、地面の種類ごとに適したペグの選び方を軸に、失敗しない基準と考え方を徹底的に解説します。
なぜペグ選びがキャンプの快適さを左右するのか

ペグはテントと地面をつなぐ命綱
ペグは単なる固定具ではありません。
風・雨・地面の状態といった外的要因から、テントやタープを守る重要な役割を担っています。
ペグが効いていないと、
- 強風でテントが倒れる
- 夜中にロープが緩む
- タープが崩れて危険
といったトラブルが簡単に起こります。
「刺さる」と「効く」は別物
初心者が勘違いしやすいポイントがここです。
ペグは地面に刺さればいいのではなく、しっかり抵抗を生む形で効いているかが重要です。
キャンプ場の地面は大きく分けて4タイプ
土・砂地系のサイト
多くのオートキャンプ場に多い一般的な地面です。
一見柔らかそうでも、下層が硬い場合もあります。
芝生サイト
見た目はきれいですが、根が張っていて意外と手強い地面です。
砂利・小石混じりの地面
河原サイトや整備されたサイトに多く、ペグが弾かれやすい特徴があります。
硬い地面・岩混じり
高規格キャンプ場や山間部に多く、刺さらないケースも珍しくありません。
地面別に見るペグ選びの基本方針

柔らかい地面では「抜けにくさ」を重視
土や砂地では、
太さ・形状・接地面積が重要になります。
硬い地面では「刺さりやすさ」が最優先
無理に太いペグを使うと、曲がる・刺さらない原因になります。
代表的なペグの種類と特徴
鍛造ペグの特徴
スチール製で強度が高く、
- 硬い地面に強い
- 曲がりにくい
- 打ち込みやすい
というメリットがあります。
重さはありますが、万能型として最も信頼性が高いペグです。
アルミペグの特徴
軽量で持ち運びやすく、
- ソロキャンプ
- 軽装キャンプ
に向いています。ただし、硬い地面では曲がりやすい点に注意が必要です。
プラスチックペグの注意点
付属品として多いですが、
- 強度が低い
- 抜けやすい
ため、メインペグとしてはおすすめできません。
地面別|具体的なペグの選び方

土・砂地に適したペグ
- 長さが30cm前後
- 太さがある
- 抜け止め形状
これらを満たすペグが安定します。
短いペグは簡単に抜けるため注意が必要です。
芝生サイトに適したペグ
芝生では根を切りながら入るため、
- 先端が細い
- 直線的な形状
のペグが向いています。
無理に打ち込まず、角度で効かせる意識が重要です。
砂利・小石混じりの地面に適したペグ
このタイプの地面では、
- 細身
- 高強度
の鍛造ペグが活躍します。
アルミペグは弾かれやすいため注意しましょう。
硬い地面・岩混じりの場合
無理に深く打つのではなく、
- 刺さる位置を探す
- 角度を変える
といった工夫が必要です。
どうしても刺さらない場合は、ペグダウンを諦める判断も重要です。
ペグの長さはどれくらいが正解か
短すぎるペグのリスク
- 抜けやすい
- 風に弱い
- 安心感がない
初心者が最初に失敗しやすいポイントです。
長すぎるペグのデメリット
- 重くなる
- 打ち込みにくい
- 地面によっては無駄
基本は 20〜30cmを基準 に考えると失敗しにくくなります。
ペグの打ち方も選び方と同じくらい重要

垂直ではなく角度を意識する
ペグは地面に対して少し傾け、引っ張られる方向と逆向きに打ち込みます。
最後まで打ち込むのが基本
頭が浮いた状態は非常に危険です。
つまずきやすく、抜けやすくなります。
初心者がやりがちなペグ選びの失敗例
付属ペグだけで何とかしようとする
付属ペグは最低限の性能しかないことが多く、
サイト環境によっては役不足です。
見た目や軽さだけで選ぶ
軽量=万能ではありません。
地面との相性を無視するとトラブルにつながります。
ペグと一緒に考えたい関連アイテム

ペグハンマーの重要性
適切なハンマーがないと、
- 打ち込みにくい
- ペグが曲がる
原因になります。
予備ペグを持つ安心感
地面との相性が合わない場合に備え、
複数タイプのペグを持っていくのが理想です。
ペグ選びでキャンプの安全性は大きく変わる
テントやタープの性能を引き出す鍵
どんな高性能なテントでも、
ペグが効いていなければ意味がありません。
「地面を見る力」がキャンパーを成長させる
地面を見てペグを選べるようになると、
設営の安定感が一気に向上します。
まとめ|地面に合ったペグ選びが快適なキャンプを作る
ペグは小さな道具ですが、
地面別に正しく選ぶことでキャンプの安心感は劇的に変わります。
- 地面の種類を見極める
- ペグの形状・素材・長さを考える
- 打ち方まで含めて意識する
これらを押さえるだけで、設営トラブルは大幅に減らせます。
ぜひ次回のキャンプでは、
「どのペグを、どこに使うか」
を意識してみてください。

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