【自作OK】テントに煙突穴を作る方法!薪ストーブも使える
冬キャンプの楽しみのひとつは、薪ストーブです。そのためには、煙突穴があるテントが必要となります。自作はちょっと大変そう、きちんとできるか不安に思う方は多いのではないでしょうか。そんな方のために、テントに煙突穴を作る方法をまとめてみました。参考にしてください。

目次
テントに煙突穴を自作するのは意外と簡単!
冬キャンプで薪ストーブがあったらいいけど自作は大変そうだと悩んでいる方、煙突穴をテントに付けることは可能です。ただし煙突穴をテントに自作でつける場合、いくつかの注意点があります。メリットもありますがデメリットもあるので、しっかりと理解しておくことはとても重要。
煙突穴が装着しているテントがあれば問題ありませんが、お気に入りのテントを手放したくないという方は自作で煙突穴を作ることで、念願の薪ストーブを使うことも夢ではなくなります。この記事では、テントに煙突穴を作る方法や注意点などを紹介しています。
冬キャンプに備えて悩んでいる方は、チェックしてみましょう。
テントの煙突穴を自作方法を紹介
テントに煙突穴を自作する方法を紹介します。コツさえ覚えれば簡単に煙突穴を作ることができるので、動画も参考にチェックしてください。
- フラッシングキット
- カッター
- 鉛筆
- ペンチ
- キリ
- 薪ストーブの位置を決める
- 煙突の場所にフラッシングキットを当てて鉛筆を使ってマークする
- フラッシングキットを分解する
- フラッシングキットの金属2枚を内側と外側で挟みネジの穴に印をつける
- フラッシングキットのネジ部分に穴を開ける
- 穴が開いたらネジを緩める
- ネジを固定したら対角線上のネジ穴を開けて締める
- すべてのネジを締めたら内側のテント生地をカッターで切る
- 輪っかのパーツを外して、輪っか・テント・ゴム・輪っかの順になるようにすべて行う
- 薪ストーブの煙突をセットして完了
ポイントは、ネジを締めるときにしっかりと締めることです。緩んでしまうと位置がずれてしまうことになります。ボルトを固定しながらネジを締める必要があるので、できれば2人で行うことがおすすめです。
そして、テント生地をカットする際に使用するカッターは切れ味のよいものを用意しておくとスムーズです。作業は大変ではありませんが想像よりも時間がかかるため、早めに作業を始めるようにしましょう。
テントに煙突穴あけたらどうなる?3つのデメリット
テントに煙突穴を開けた場合のデメリットを紹介します。薪ストーブを使うときはいいですが、使わない間はどうすればいいのかなど、テントに煙突を開けるデメリットについてみていきましょう。
2度と元には戻せない
テントに煙突穴を開けたら当然ですが二度と同じ状態には戻せません。煙突穴を開けたけどもう要らないから戻したいと思ってもできないというわけです。元の状態に戻したいと思っても、穴を開けてしまった以上は叶わぬ夢となります。
なんらかの方法で穴をふさぐことはできても元の状態には戻せないので、煙突穴を開けるかどうかはじっくり考えてから判断することがおすすめです。
見た目の好みが分かれる
自作で煙突穴を作った場合、見た目の好みが分かれることもデメリットです。想像していたものと違ってしまった、失敗してしまったなどということもありえます。しかし、一度開けてしまえば元に戻すことはできません。
なんとなく腑に落ちないまま使わざるを得ないことは、自作煙突穴のリスクのひとつとなります。市販のテントのデザインなどを目指しても、まったく同じにするのは難しいものです。また、単純に煙突に憧れたけど、ない方が見た目がよかったということも考えられます。
雨漏りの心配がある
煙突穴を開けるデメリットは、穴から雨水が入ってくることです。煙突を使わないときに穴を開けっぱなしにしていると、当然ながら雨が入ってしまいます。そのため、雨の浸水を防ぐためにシリコンなどをはめる必要があるのです。
適当に塞いでも雨が漏ってしまうこともあるので、しっかりと考えて塞がないといけません。穴を開けるのと同様手間がかかるので、開けたり閉じたり面倒だなと感じてしまうことも。雨の侵入や対策は、煙突穴を開けるデメリットのひとつと言えるでしょう。
テントにDIYで煙突穴を作るメリットは3つ
薪ストーブは使いたいけど、デメリットばかりと嘆いてしまうのはまだ早いです。それ以上に、煙突穴にはメリットがあります。煙突穴をDIYするメリットについてみていきましょう。
憧れの薪ストーブを設置できる
テントに煙突穴を作る一番のメリットは、薪ストーブを使えることです。寒い冬の時期、テント内に薪ストーブがあれば驚くほど快適に過ごすことができます。薪ストーブは暖を取るだけでなく、料理もできるので便利です。
煙突穴をDIYする面倒さはあっても、薪ストーブを使えば努力が報われ手放せなくなるはず。薪ストーブの使用は注意点もありますが、正しくルールを守って使えば冬キャンプがとても快適なものになります。
秋冬キャンプに対応できる
煙突穴を開けておけば、寒い時期の秋冬キャンプも怖くなくなります。寒い時期のキャンプは苦手という人は、煙突穴を開けて薪ストーブをセットすれば温かいテントで過ごすことができるのです。
秋冬のキャンプを避けていた方でも、薪ストーブをセットする煙突穴を開けておけばオールシーズンキャンプを楽しめます。手間はかかっても煙突穴を開ければ、キャンプの幅が広がってさらに秋冬キャンプの醍醐味を知ることができるのでおすすめです。
安価に設置できる
テントに煙突穴を自作する場合と、煙突穴つきテントを購入する場合を比較するとDIYする方が安く済みます。手間をかけるかお金をかけるかという発想になりますが、予算を抑えたい方にとっては自作した方がよいと言えるでしょう。
さらに、自作であれば自分の好きなレイアウトにできることもメリットです。そのため、安く費用を抑えられるだけでなく自分好みに作れることもおすすめなポイントとなります。テントに煙突穴を自作すれば、コストがかからないことは大きなメリットだと言えるでしょう。
煙突穴の自作におすすめキット2つ紹介
テントに煙突穴を自作するときに必要なアイテムを紹介します。おすすめのキットを用意すれば、自作の煙突も簡単でスムーズにDIYすることが可能です。煙突穴の自作におすすめのキットをチェックしていきましょう。
煙突穴の自作①:フラッシングキット


Mt.SUMI公式のフラッシングキットです。耐熱性シリコンを使用したフラッシングキットは、有名ブランドのものと比較して安価なのでコスパがいいと評判です。まっすぐな煙突だけでなく傾斜している煙突にも対応しているのでレイアウトの幅が広がります。
煙突対応サイズ | 45~85mm |
素材 | 耐熱シリコン |

高温に耐えられた
評価:結構な高温にも耐えられました。隙間もなく思った以上に使いやすかったです。値段も手頃なので、コストを抑えることもできます。
煙突穴の自作②:煙突貫通キット






煙突穴120㎜の「煙突貫通キット」です。穴が既に作られているので、自力でやるよりも安心して使えます。材質は、耐熱のガラスファイバーに耐熱のシリコンを使用していて、耐熱温度は300度とかなりの高温でも耐えられるスペックです。
カバーを掛けることができるので、雨のときも水の侵入を防ぐことができます。
煙突穴直径 | 135㎜(120㎜のタイプ) |
耐熱温度 | 300度 |

簡単に取り付けられる
評価:ボンドで貼り付けるだけなのでとても簡単です。1年使用していますが、剥がれることなく使えています。煙突が接触したことがありましたが燃えませんでした。
不安な人は専門の業者におまかせ
テントに煙突穴を自作で作るのが不安な方は、専門業者に依頼するのがおすすめです。自力で作る方がコストの面などを考えるとメリットがありますが、一度穴を開けてしまえば戻すことは不可能です。そのため、いくらコストを抑えても無駄な結果に終わってしまう可能性もあります。
煙突穴などを扱う煙突ポート会社なら、2万円弱で請け負ってくれる業者もあるので、一度チェックしてみるとよいでしょう。専門業者に依頼すれば、大きな失敗などなくスムーズに安全な煙突穴ができます。
大きな金額が掛かることもないので、手間やクオリティを考えると業者に依頼することは不慣れな方にとって非常に便利だと言えます。
まとめ:テントに自作で煙突穴をあけて寒い季節も楽しもう
テントの煙突穴を自作する方法について紹介しました。煙突穴を自作すればコストを抑えて好きなレイアウトでDIYすることができます。秋冬シーズンのキャンプを断念していた方も煙突穴を作って薪ストーブを導入すれば、快適な秋冬キャンプを体験することが可能です。
煙突穴をテントに開ける勇気がないけど自分好みのレイアウトにしたい方は、専門業者に依頼すれば問題解決できます。唯一無二の煙突穴テントを自作して自分らしいキャンプを満喫しましょう。

この記事のライター
minak1
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